プラスチックでリサイクルができるもの|迷わない分別方法と衣類との意外な関係
「このプラスチックは、リサイクルができるものかな?」「燃えるゴミとの区別は?」と、ゴミ出しの中で、迷った経験はありませんか?プラスチックにはたくさんの種類があり、正しく分別しようと考えると時間もかかります。
この記事では、初心者の方でも一目でわかるプラスチックの分別早見一覧を紹介します。
また、プラスチックが洋服へと生まれ変わる驚きの仕組み、そして、古着を選ぶことが地球にどう優しいのかまでを徹底解説。正しい分別の知識を身につけて、環境にも自分にも心地よいサステナブルな毎日をスタートさせましょう!
目次
初心者向け早見表|プラスチックでリサイクルができるもの

プラスチックでリサイクルができるものの見分け方を知らないと、資源ゴミか、燃えるゴミか、迷ってしまうこともあるでしょう。こちらの章で、判断基準を確認しスムーズに分別できるようになりましょう。
リサイクルできるプラスチックの具体例
資源として回収されているのは、主に中身を出した後の入れ物や包みです。
<容器包装のプラスチック>
・食品関連:お菓子の袋やたまごパック、惣菜のトレイやレジ袋
・日用品関連:洗剤の空ボトルや詰め替え用パック、ハミガキ粉のチューブ
・梱包材:商品を包んでいたビニール、緩衝材、果物を守るネット
<ペットボトル>
・飲み物:お茶やお水、ジュースや炭酸飲料などのボトル
・調味料:醤油やみりん、料理酒やドレッシングのボトル
ペットボトルのキャップとラベルは本体から外して容器包装プラスチックとして分別するのが、マナーです。
リサイクルできないプラスチックは?
プラスチック製であっても、資源として回収できないモノがあります。
・汚れがひどいもの:カレートレーや洗われていないマヨネーズのチューブ、油汚れやニオイがあるモノ
・危険物:カミソリやライター、電池が含まれるおもちゃ、バケツやプラスチックハンガー、タッパーなど
プラスチック製品そのものは、不可とされている場合が多いです。
迷ったときの判断ポイント
「リサイクルできる」「できない」で迷った場合には、以下の3つの基準を参考にしましょう。
①プラマークやPETマークを探す
②汚れがあるのか確認し、ひどい場合には燃えるゴミへ
③自治体のルールの確認
自治体のルールに関してはネットで検索すると出てくるため、初めに確認をしておくと安心です。
【生まれ変わる仕組み】プラスチックでリサイクルができるもの

私たちが出すプラスチックでリサイクルができるものは、適切なプロセスを経て、再び私たちの生活に役立つ「資源」へと姿を変えて戻ってきます。そのため、一人ひとりが意識を持って取り組むことが大切です。
回収から再資源化までの流れ
ゴミ集積場に出されたプラスチック資源が、新しい製品に生まれ変わるまでには3つのステップがあります。
まずは回収と選別です。 回収されたプラスチックはリサイクルの工場へ集められ、人の手などでゴミや汚れのひどいものを取り除きます。その後、素材ごとに細かく分けられ細かく粉砕、洗浄にかけられるのです。
熱で溶かされたのち、ペレットと呼ばれる小さな粒状の原料になり、再びプラスチック製品や、衣類の繊維などが作られます。
令和3年6月には、プラスチック使用製品の設計からプラスチック使用製品廃棄物の処理まで、プラスチックのライフサイクルに関わるあらゆる主体におけるプラスチックの資源循環の取組を促進するための措置を盛り込んだ「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が成立しました。
参考:環境省「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」
サーマルリサイクルとの違い
リサイクルには種類があり、サーマルリサイクルとの違いについては知っておくといいでしょう。
・マテリアルリサイクル:プラスチックを溶かして、製品に作り替える方法
・サーマルリサイクル:プラスチックを燃料として燃やし、その時に出る熱をエネルギーとして利用する方法
日本ではサーマルリサイクルが主流ですが、二酸化炭素の排出を抑え資源を使い回すためには、可能な限りモノからモノへ戻すマテリアルリサイクルを増やすことが重要です。
ペットボトルが衣類になる理由
ペットボトルが衣類になる理由は、原料であるポリエチレンテレフタレートという素材にあります。
衣類で使われているポリエステルとペットボトルの原料は、ほぼ同じです。私たちが毎日ペットボトルを正しく分別することで、服の原料を生み出すことにも繋がるのです。
プラスチックでリサイクルができるものと古着の関係性

プラスチックでリサイクルができるものの分別とファッションは、一見関係性が無いように感じるかもしれません。ですが、現代の衣類に置いて、プラスチック資源は欠かせない存在となっています。
再生ポリエステルとは何か
近年、洋服のタグで再生ポリエステルやリサイクルポリエステルという表記を目にすることが増えました。
再生ポリエステルは、回収されたペットボトルなどを原料に作られた繊維です。新しく石油を使って作られるポリエステルに比べ、製造のエネルギー消費や二酸化炭素の排出量を大幅に押さえられるのです。
古着を選ぶことが資源循環に
リサイクルすることも重要ですが、今ある服を長く着ることにも意味があります。
・新たな消費を抑える
・製造のエネルギー消費を抑えられる
古着を選択することで、資源を無駄にしないエコな生き方の選択にも繋がるのです。
まとめ|プラスチックのリサイクルができるものでサステナブル生活
プラスチックでリサイクルができるものの分別と聞くと面倒に感じますが、未来のファッションや地球の資源を守る大切な行動です。
汚れを落とすなど、あなたが正しく分別したプラスチックがいつか、再生ポリエステルとして、誰かが着る服に生まれ変わるかもしれません。
プラスチック資源を循環させ、今ある服を大切にするには古着の活用という選択があります。エコな選択を日々の選択にできる範囲で取り入れることが、心地よいライフスタイルを作り、賢くおしゃれを楽しむ古着ライフにも繋がっていくでしょう。