着なくなったブランドの服は捨てないで!賢く処分・活用する方法を紹介

着なくなったブランドの服は、安易に処分してしまうと、損をしてしまうかもしれません…。捨ててしまう前に、処分方法をしっかりと検討しましょう。ブランドの服の場合、回収サービスを行っていたり、時期を見極めると高価買取が期待ができたりと、お得に処分できる可能性があるのです。
この記事では、ブランドの服の賢い処分方法についてご紹介します。ブランドのロゴや柄を活かしたリメイクや賢く処分・活用する方法を知ると、愛用していたアイテムをご自分で長く使えるようになるでしょう。
また、最近話題になっている、服の環境問題についてもご紹介します。今、捨てようとしている服を活用すると、お財布に優しいだけではなく、環境問題にも取り組める可能性があるのです。
目次
ブランドの服を安易に処分すると損をする…廃棄以外の方法とは

着なくなったブランドの服は、捨てる前に処分方法を検討しましょう。「着古してヨレヨレだから…」「流行じゃないから…」などの理由で安易に廃棄してしまうと、環境に悪影響を及ぼすかもしれません。環境問題について考え、廃棄以外の方法でブランドの服を処分すると、ご自分にも利益が出る可能性があります。
服の消費と廃棄による環境問題の深刻化
アパレル産業は、原材料の調達から廃棄に至るまで、全ての段階で環境に影響を与えています。そのため、アパレル産業は世界第2位の環境汚染産業とされており、日本だけでなく世界で課題となっているのです。
特に、ファストファッションの流行によって服の生産・消費・廃棄が増加し、環境問題が深刻化しています。服の生産が増加する一方で、リサイクル・リユース率が上昇していないのが現状です。
廃棄以外の方法で賢く活用しよう
流行や好みの変化によって着なくなったブランドの服は、捨ててしまう前に、処分方法を検討しましょう。着古した服でも、ブランド服は買取や回収サービスを利用できる可能性があります。
服の廃棄が環境問題に大きな影響を与えているからこそ、廃棄以外の方法を検討して、賢く活用していくことが大切です。
着なくなったブランドの服を廃棄せずに処分する4つの方法

ブランドの服は、賢い処分を行うと、自分にも環境にも優しくなります。売って手放す場合は、買取の時期や売り方をおさえておくのが重要です。ブランドの服は質が高いため、回収という方法もあります。それぞれの処分方法の特徴をおさえ、取り組みやすいところから始めてみましょう。
ブランド服の処分ならシーズン前の買取がおすすめ
ブランドの服を買取で処分する際は、そのアイテムを着用するシーズンの3ヶ月ほど前に出すと、高額買取に期待ができます。
例えば春夏であれば、淡いカラー・シースルー素材・レース系などのアイテムがよく売れるでしょう。秋冬の場合は、ダークカラー・ノルディック柄・チェック柄などの需要があります。
ブランド服の買取は時期によって金額が変動するため、できるだけ高く売りたい場合は、アイテムごとにタイミングを見極めましょう。
フリマアプリへの出品
フリマアプリへの出品は、自分で価格設定ができ、隙間時間にスマホ一つで簡単に利用できることが魅力です。ただし、出品から発送まで全てを自分で行う必要があるため、時間と手間がかかります。
フリマアプリへの出品は、自分の希望する値段で地道に売りたい方におすすめの方法です。フリマアプリを利用する際は、出品にかかる手数料や売上金の出金方法などを確認してから価格設定を行うと、売上につながります。
回収を行っているブランドもある
環境に大きな影響を与えているアパレル産業では、現在さまざまな企業で古着の回収が行われています。
・Patagonia
・ユニクロ
・GU
・無印良品
上記はほんの一例であり、その他にも多くの企業で回収が行われているため、自分の持っているブランドの服が回収を行っていないかを確認してみてはいかがでしょうか。回収された服は、リサイクルやリユースされています。また、古着回収によって特典をもらえるブランドもあるので、積極的に活用しましょう。
ブランドの服をもう一度使おう!処分せずにリメイクする方法

売れないブランドの服は、寄付をすれば誰かの役に立つのではと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、服は寄付された国で新たな問題を生み出しているのです。愛着のあったブランド服を、できるだけ自分で再利用できる方法を考えてみましょう。
寄付した国で新たな課題となっている
企業や支援団体が回収した服の多くは、ケニアやチリなどに運ばれていきます。運ばれてきた服の質はさまざまですが、そのまま着用できるような服は2〜3割程度しかないのが現状です。
質の悪い服はそのまま捨てられていることも多く、川に端切れが流れ込み、プラスチック汚染につながっている地域もあります。服を回収・寄付して終わりではなく、その先でどのような影響を及ぼしているのか今一度考えることが必要です。
参考:ELEMINIST「衣類回収ボックスの先で起こっていること ケニア・ギコンバの現状を鎌田安里紗がレポート」
好きな柄の服はマスクにリメイク
お気に入りのブランドや柄のある服は、プリーツ状に縫い合わせて耳ゴムを通すだけで、マスクとして再利用できます。マスクにリメイクする際は、シャツやブラウスを活用することがおすすめです。また、ガーゼと重ねて縫い合わせることで、使い心地がよくなります。
ブランドのロゴや柄の位置を工夫して、自分だけのオリジナルマスクにリメイクしましょう。
カットするだけの簡単リメイク
デニムパンツがある方は、短くカットするだけでショートパンツとしてリメイクできます。Tシャツの処分に悩んでいる方は、エコバックにリメイクするのがおすすめです。
Tシャツをエコバックにリメイクする方法は、Tシャツの裾をフリンジ状にカットしてその部分を前後で結んでいくだけです。ブランドのロゴや柄を活かしてカットしていくと、よりオリジナルな1点に仕上がります。
参考:come on!zootie「「ハサミ」だけでリメイク!Tシャツをバッグにしよう!」
まとめ|ブランドの服の処分から考える!私たちが環境のためにできること
ブランドの服の処分方法について、ご自分の得にもにもなり、環境問題にも貢献できる方法をご紹介しました。アパレル産業が与える環境への影響は大きく、世界第2位の環境汚染産業とされています。このことから、企業や個人の双方が環境問題への取り組みを積極的に行うことが大切です。
着なくなったブランドの服は、捨ててしまわずに買取業者や企業の回収サービスなどを活用することでお得に処分ができます。特に、ブランドの服であればシーズン前に買取に出すことで、高価買取に期待ができるでしょう。
ブランドの服は、生地やロゴの価値が高いため、リメイクやリサイクルなどで1つの衣類を長く活用するのがオススメです。