クローゼットをスッキリさせようと整理していたら、ふと「全ての服は燃えるゴミでいいのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。

多くの自治体で可燃ゴミとして扱われているものの、全て燃やしてしまうと環境に影響を与えるかもしれません。

さらに、まだ使える服までゴミとして処分してしまうと、収入のチャンスをのがしてしまう可能性もあるのです。

「捨てる」のではなく「活かす」という視点を持てば、ゴミの量を減らせるだけでなく、お財布にも優しくなるでしょう。

今回は、服をゴミにしないための考え方や、暮らしにプラスの変化をもたらす工夫をご紹介します。

服は燃えるゴミに捨てるとどうなる?環境への影響と日本の現状

「服は燃えるゴミ」として処分するのは当たり前だと思っていませんか?しかし、その一枚が環境にどんな影響を及ぼしているか、意外と知られていません。

焼却によるCO₂排出の問題や、日本における衣類廃棄の実態について、解説していきます。

服は何ゴミなのか

ほとんどの自治体では、衣類は「可燃ゴミ」または「資源ゴミ」に分類されています。

布ではない装飾がついている服もあるので、本当に燃えるゴミなのか迷ってしまうでしょう。ゴミには9割ルールがあり、9割の素材が可燃なら燃えるゴミで良いとされています。

しかし、厳密な区分は地域によって異なり、布類を「古着回収」に出せるところもあれば、燃えるゴミとして処理する地域もあります。

可燃ゴミに出された衣類は、通常そのまま焼却処分されるため、リユースやリサイクルのチャンスを失ってしまいます

衣類を燃やすことで発生するCO2

衣類の主な素材であるポリエステルやナイロンなどの化学繊維は、石油由来の原料から作られており、燃やすと多量のCO₂を排出します。

たとえ天然素材であっても、焼却によって二酸化炭素は発生し、温暖化ガスとして空気中に放出されるのです。

衣類の焼却処分は気候変動の一因となっており、できるだけ焼却を避ける処理方法が望まれています。

日本で処分される衣類の量とその背景

環境省によると、日本では年間約50万トンの衣類が廃棄されています。そのうちリユースやリサイクルに回されるのは合わせて約3割にとどまり、残りの多くは焼却または埋立処分されているのです。

ファストファッションの台頭により衣類の消費が加速し、1人あたりの衣類の保有数が増えたことで、「使い切れないまま捨てる服」が急増しているのが現状です。

参考:環境省「循環型社会形成推進基本計画」

服は燃えるゴミにしないでお金に変える!少しの工夫で変わる未来

「服は燃えるゴミ」だと思い込んでいる人も多いかもしれませんが、ちょっとした工夫で服をお金に変えることも可能です。

処分したい服がまだ使えるものの場合に、今すぐ始められる実践的な方法を紹介していきます。

フリマアプリで高く売る方法 

メルカリやラクマなどのフリマアプリを使えば、自宅にいながら不要な服を売ることができます。

ポイントは「季節を意識する」「きれいに撮影する」「サイズや状態を丁寧に記載する」こと。捨てる前に、誰かがもう一度着られそうな服は出品してみましょう。

人気ブランドや状態の良い服は想像以上の価格で売れることもあります。売上金は日用品や新しい服の購入に充てることもでき、節約にもつながります。

ブランド服は専門買取を利用

ヨレたり、流行遅れでも、ブランド品は売れる可能性があります

ハイブランドやセレクトショップの服は、専門の買取サービスを使うのが効率的です。ブランド価値を正しく評価してくれるため、一般的なリサイクルショップよりも高額査定が期待できます。

宅配買取を行っている業者も多く、無料で査定・引取まで完了するのも嬉しいポイント。押し入れに眠ったままの服が、意外な収入源になるかもしれません。

一人ひとりの意識が社会を動かす

「服は燃えるゴミにしない」という意識を持つだけで、私たちは環境への負荷を減らす選択ができます。

それがフリマへの出品でも、誰かへの譲渡でも、小さな行動が積み重なることで大きな変化を生むんです。

服を再利用する人が増えれば、衣類の大量廃棄も少しずつ減っていきます。一人の意識改革が、未来を変える第一歩になるのです。

傷んだ服は燃えるゴミ?今から始めるリユースの方法

服は燃えるゴミとして処分してしまいがちですが、「傷んでるから着られない」とあきらめるのは少し早いかもしれません。実は、見た目がくびれた服でも工夫次第でリユースにつなげることができます

誰にでも実践できるリユースの方法をご紹介します。

リユースできる服の見極め方

リユースできるかどうかは「破れ」「汚れ」「使用感」の程度で判断できます。

全体が大きく破れていたり、汗染みやカビがある場合は難しいですが、小さなほつれや色あせ程度であれば十分再利用可能です

また、「素材」もポイント。綿や麻など自然素材の服はリメイクしやすく、再活用に向いています。

家庭でできる服の再活用アイデア

ボロボロになったTシャツは、縫わずにそのまま使える雑巾や床拭き用のクロスにぴったりです。カットして大きさを調整したら、使い捨ての掃除道具として便利。

デニム素材のズボンやジャケットは、生地が丈夫なのでトートバッグ、ポーチなどにリメイクするのに最適です。ハサミとアイロン接着テープ、または簡単なミシンがあれば初心者でも挑戦できます。

子ども服は、サイズが小さく扱いやすいため、ぬいぐるみや小物入れへのリメイクもおすすめ。可愛い柄を活かしてポケットティッシュケースに作り変えるアイデアも人気です。

手芸が苦手な人でも、服の袖だけを切ってアームカバーにするなど、簡単な活用法もあります。無理なく取り入れられる方法から試してみましょう。

古着回収ボックスを利用する

自治体やショッピングモール、一部アパレルショップなどでは、不要な衣類を回収するボックスを設置していることがあります

ユニクロやH&Mなどの企業は、リサイクル可能な服を集めて再資源化する取り組みを行っており、破れや汚れがあっても受け付けてくれるケースも

燃えるゴミに出す前に、まずは回収ボックスを探してみましょう。

まとめ│服は燃えるゴミじゃないと気づくことから始まるエコライフ

本記事では、「服は燃えるゴミ」という思い込みを見直し、リユースの選択肢について紹介してきました。

不要になった服も、まだ使えるなら誰かの役に立ちます。売る・譲る・再利用することで、環境にも家計にもやさしくなります。

フリマアプリや古着回収ボックス、DIYなど始め方はいろいろ。自分に合った方法を選べば、無理なく続けられます。

「もう着ないから捨てる」ではなく、「どうすれば活かせるか」と考えることが、エコな暮らしの第一歩です。

今日から、服を「燃えるゴミ」にせず、未来を見据えた選択をしてみませんか?