「気に入って購入した古着の匂いの取り方がわからず、着られない……」「何度か洗濯してみたけれど、乾くとまたあの嫌な匂いが戻ってくる」と感じたことはありませんか?

古着屋で服を買った方の多くが直面するのが匂いの悩みです。古着特有の匂いは、家庭用の洗剤で普通に洗うだけではなかなか落ちないため、諦めてクローゼットの奥に眠らせている方もいるでしょう。

この記事では、匂いの原因に合わせた最適な取り方を紹介します。また、手軽にできる消臭術から、頑固な匂いを根こそぎ落とす洗浄法、大切な服を傷めない注意点を解説していきますので、覚えておきましょう。

古着の匂いの取り方!原因を知って正しく対処してみよう

古着の匂いの取り方は、種類によって効果的な対処法が異なります。まずは自分が手にした一着がどのような状態にあるのかを見極め、ケアを失敗しないためのポイントを確認していきましょう。

古着に多い匂いの種類

古着屋の独特な匂いには、いくつかの代表的なパターンがあります。例えば、長期間保管されているヴィンテージ品によくあるツンとした刺激臭は、ナフタリンなどの強力な防虫剤が原因です。

一方で、埃っぽさを感じるような湿気た匂いは、保管環境で発生したカビによるものがほとんどです。前の持ち主の生活臭も、古着特有の匂いとなっています。

古着の匂い残りの原因はここ!

「一度洗濯したのに、乾いたらまた匂ってきた」という経験を持つ方は多いはずです。理由は主に以下の2点があげられます。

・皮脂の酸化と汚れの蓄積
・菌の繁殖

古い年代の服ほど、上記のような汚れが何層にも重なり、繊維と一体化しています。水で洗うだけでなく、温度管理や中和作用を利用した特別なケアが必要になる場合もあるのです。

古着の匂いの取り方で失敗しない|自宅でできる基本ステップ

古着の匂いの取り方で、いきなり洗濯機に放り込むのは禁物です。大切な一着を台無しにしないためには、正しい手順でケアをすることが大切となります。ここでは、初心者でも失敗しないための具体的なステップを解説します。

洗濯前に確認すべきポイント

最初に行うのは、服の内側にある洗濯表示の確認です。タグに水洗い不可のマークがないかは必ず確認してください。

政府広報オンラインの情報では「洗濯表示は、「家庭での洗濯の仕方」「漂白の仕方」「乾燥の仕方」「アイロンのかけ方」「クリーニングの種類」の5つの基本記号と、「強さ」や「温度」、「禁止」などを表す付加記号や数字によって表示されます。」と、あるため表示を確認すれば適切な情報を得られます。

匂いを取るケアは生地に負荷をかけるため、以下のポイントを事前に把握しておくことも重要です。

・生地が薄くなっている、破れている箇所がないか
・装飾品が剥がれそうになっていないか
・色落ちの可能性

デリケートな素材の場合には、無理に洗わず別の消臭法を試しましょう。

参考:政府広報オンライン「衣替えの季節です。あなたは正しく洗濯していますか?」

スチームや風通しで手軽に消臭

「洗うほどではないけれど、少し匂いが気になる」という場合は、スチームアイロンの蒸気を利用するといいでしょう。高温の蒸気が繊維の奥に入り込んだ匂いを浮かせ、蒸発する際に一緒に外へと逃がしてくれます。

スチームを当てた後は、そのままクローゼットにしまわず、直射日光の当たらない風通しの良い日陰に干してください。空気を循環させることで、湿気とともに匂いが抜けやすくなります。

重曹やぬるま湯を使った効果的な洗い方

スチームで落ちない頑固な匂いには、重曹を活用した「つけ置き洗い」がおすすめです。古着の匂いの原因でもある皮脂汚れなどを、中和して分解してくれるでしょう。

①40度前後のぬるま湯をバケツに溜め、大さじ1〜2杯の重曹をよく溶かす
②古着を①に浸し、30分から1時間ほど放置
③通常通り洗濯機で洗う

水ではなくぬるま湯を使うことで重曹の反応が良くなり、より高い消臭効果が期待できるでしょう。

【最強】しつこい古着の匂いの取り方と素材別で見る注意点

古着の匂いの取り方で、重曹やスチームでも太刀打ちできない物には、より強力なケアが必要です。ですが、洗浄力が強い分、服へのダメージを最小限に抑えるための正しい知識が求められます。

しつこい匂いはオキシ漬けが有効

頑固な匂いや、目に見える黄ばみ、黒ずみを伴う場合には、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使ったオキシ漬けが有効です。

酸素系漂白剤は重曹よりも高いアルカリ性と酸化力を持っており、匂いの元となる菌を除菌してくれるでしょう。

・お湯の温度:40〜60度程度にし、汚れが最も分解されやすい温度を保つ
・放置時間:付けおきは20分から最大2時間まで
・すすぎ:ぬめりがなくなるまで、しっかりと水ですすぐ

コットンやポリエステル素材のTシャツ、スウェットなどに向いており、洗濯機で洗っただけでは得られない、清々しい洗い上がりを実感できるでしょう。

ウールやレザーはNG?素材別の注意点

古着の中には水洗いなどが致命的なダメージになる素材もあります。失敗を避けるためにも、素材ごとの特性をよく理解しておきましょう。

・ウールやカシミヤ:おしゃれ着用洗剤を使い、水または30度以下の低温で手早く洗う
・レザーやスエード:無理に洗わず、クリーニングに任せる
・シルクやレーヨン:水に濡れると質感が変わるため、スチームや陰干しのみに留める

レザージャケットなどの皮革製品は、水に濡れると油分が抜けてひび割れの原因になるため、自宅ではなくクリーニングの利用を検討しましょう。

まとめ|古着の匂いは取り方次第で自宅でも簡単に解消できる

古着の匂いは、取り方次第で十分自宅でケアが可能です。匂いの原因を知ることで、どのような対処が必要なのかも見えてきます。

風通しのいい場所での陰干しやスチームアイロン、しつこい匂いには重曹や酸素系漂白剤を活用した「つけ置き」も実践してみてください。また、洗濯表示や素材に合ったケアを心がけましょう。

皮脂汚れを浮かすには、お湯の温度にも気を付けます。デリケートな素材は、クリーニングを検討してみてください。大切な一着をリフレッシュして、あなたらしいファッションを存分に楽しみましょう。