「お気に入りの白シャツをまとめて洗濯したら、色移りしてしまった…」というような経験をしたことはありませんか?洗濯機を開けた時の絶望感は、家事の中でも避けたい瞬間の一つです。

ですが、諦めることはありません。この記事では、洗濯での色移りについて乾かす前に対処する方法について紹介します。なぜ色移りが起こるのかや、今すぐ試せる具体的な手順、色移りのリスクを減らす方法も解説します。

あなたの日々の洗濯をより快適に進めるためにも正しい知識をつけて、色移りが発生してもすぐに対処できる準備を整えておきましょう。

【解決策】洗濯の色移りを落とすならお湯と酸素系漂白剤で除去

洗濯後に色移りを発見しても、諦める必要はありません。色移りをリセットするために最も重要なのは、「染料が定着する前に、適切な温度と洗剤で剥がしとること」です。今すぐできる、プロ直伝の対処法について紹介します。

乾燥機NG!色が定着する前の対処法

衣類の色移りを発見した場合には、そのまま乾かしてはいけません。

衣類が濡れているうちは、移った染料がまだ、繊維の表面に浮いている状態です。ですが、衣類を干してしまう、乾燥機にかけてしまうなどを行うと染料が繊維の奥まで定着してしまうのです。

染料が繊維の奥まで定着すると、色移りした衣類から染料を落とすのが一気に難しくなります。

色落ちリセット|お湯と洗剤の黄金比

色移りを効率よく落とすには、いつもの洗濯とは違った準備が必要です。

①洗濯表示の確認:50度程度のお湯が使えるのかを確認
②洗浄液を作成:ゴム手袋を装着し、洗い桶に50度程度のお湯を溜め、弱アルカリ性の粉末洗剤と酸素系漂白剤(粉末)を規定の量の2~3倍の濃さで溶かす
③つけ置き:色移りした衣類を浸し、30分~2時間ほど様子を見ながらつけ置き
④仕上げ:色が落ちているのを確認し、そのまま洗濯機へ入れてすすぎ、脱水を行う

消費者庁では、洗濯表示につていの説明も行っており、おけのマークについては洗濯処理を表すものとなっています。「上限の洗濯温度及び最も厳しい洗濯処理に関する情報を提供するために使用される。」となり、液体温度の上限を正しく知れるのです。

参考:消費者庁「洗濯表示(令和6年8月20日以降)」

乾いてしまったらときの最終手段を伝授

衣類を乾かした後に気づいた場合は、通常よりも時間を使うことで解決する可能性もあります。

・洗濯表示を確認し上限温度で洗浄液を作る
・温度をキープしつつ、つけ置く

蓋やラップをして活用し2時間以上、温度が下がりづらい環境を作りましょう。

ただし生地への負担が大きいため、シルクやウールなどの素材には使用しないようにします。上記の方法で改善しない場合には、クリーニングへ依頼しましょう。

なぜ洗濯で色移りした?失敗から学ぶ原因と色落ちテストの重要性

「今まで洗濯で色移りなんてしなかったのに…」と思う場面もあるかもしれません。色移りは明確な理由があり、特定の条件が重なると発生するのです。色移りが発生するメカニズムを知って、日々の生活の中でも対策を行っていきましょう。

色移りが発生するメカニズムを知ろう

色移りは、衣類の染料が水の中に溶けだし、他の衣類の繊維に付着することで起こります。

洗濯の水の温度が高い:汚れは落ちやすいが、染料も溶けだしやすい
濡れたまま衣類を放置:染料が水分を伝わって他の衣類に色移りしやすい
アルカリ性の強い洗剤:洗浄力が高いが、染料を剥がしやすい面も

コットンや麻などの天然繊維は染料が定着しにくく、ポリエステルなどの化学繊維は溶けだした染料を吸着しやすいという性質があるため、覚えておくといいでしょう。

服を購入したら色落ちテストをしよう

購入した服が色落ちしないかと心配な場合には、色落ちテストを行ってみましょう。

①白い布を準備し、普段使っている液体洗剤を用意
②新しく購入した服の目立たない部分に洗剤を直接数滴付ける
③その上から白い布を当てて、トントンと軽くたたく

もし、白い布に少しでも服の色が落ちる場合には、単独洗いをする必要があります。

もう絶望しない!洗濯での色移りを未然に防ぐ鉄則を大公開

洗濯での色移りの落とし方を知ることも大切ですが、色移りさせない行動を学び家事の効率を下げずに、確実に衣類を守りましょう。洗濯時にまとめて洗えるのか、単独洗いなのかの判断基準などを順番に確認していきましょう。

色物と白物を分けるプロの判断基準

洗濯時のまとめ洗いは楽ですが、色移りのリスクを少なくするには洗う前の仕分けが重要です。

<仕分けする衣類>

・新しく購入した濃色衣類
・洗濯表示に指示があるもの
・デニムや鮮やかな色の綿商品

<まとめ洗いOKなもの>

・色が落ち着いた衣類
・色落ちテスト済みの衣類

色物が多い場合には温水ではなく冷たい水で洗うことや、脱水後はなるべく速く洗濯機から取り出し干すことも大切です。

入れるだけで染料を吸着する便利グッズ

どうしても服を仕分ける時間がない、めんどくさいという方には「色移り防止シート」という物も存在します。

洗濯機の中に1枚入れると、水中に溶けだした染料を衣類よりも早く先に吸い取ってくれる特殊なシートとなっています。特に白地の衣類と色の物の衣類を洗う場合や、温水で洗いたい場合にも役立つでしょう。

まとめ|洗濯での色移りはスピードが命!正しい手順でリセットしよう

洗濯後に色移りを発見した場合には濡れたままの状態で、すぐに対処を始めましょう。50度程度のお湯と洗浄力の高い粉末洗剤を組み合わせた洗浄液を使用することで、色移りを諦めずに済む可能性があります。

また、新しい衣類には色落ちテストを行うことがポイントです。洗濯時には服の仕分けや色移り防止シートを活用することで、色移りを未然に防ぐことも可能でしょう。

洗濯でのトラブルはスピードが命です。正しい知識をつけて落ち着いて対処することで、あなたの大切な衣類を長く着続けられるでしょう。