古着の保管に失敗すると損をする!美品に保つ方法と使えるアイテムとは

古着ビジネスが軌道に乗ってくると、大量の在庫を仕入れたくなりますよね。しかし、古着を保管する方法を間違えると、売り物にならなくなるかもしれません。クレームを避けるためにも、正しい保管方法を知っておくのが大切です。
この記事では、古着を美品に保つための方法をご紹介します。在庫管理する場所や環境を整備する知識をつけておきましょう。また、古着を保管するときに使えるアイテムもご紹介します。
たくさんの古着を正しく保管して、ビジネスを拡大させていきましょう!
目次
売り物にならなくなる!?古着を保管する方法を間違えると…

古着ビジネスでは、在庫管理が重要です。古着を保管する方法を間違えると、損をしてしまう可能性もあります。間違った保管方法をすると、古着にどのようなダメージがあるのかを知っておきましょう。
古着が虫に食われる
古着についた汚れや皮脂・汗に虫が寄ってきやすいです。虫は暖かい時期に活発になるため、気温が15度以上になる春〜夏にかけて虫食いが起こりやすいといわれています。
古着の仕入れ後に洗濯せずに保管したり、洗濯のさいに外干しをしたりすると虫に食われる可能性があるのです。
カビや悪臭が発生する
古着の保管方法を間違うと、カビや悪臭が発生するかもしれません。生乾きのまま保管したり、収納場所の湿度が高かったりするのが原因です。カビの発生条件は次のとおりです。
・温度が5℃〜35度
・湿度が80%以上
湿度が80%以上の場所はなかなかないように思えますが、表面の水分や収納場所の湿度によっては、カビが発育しやすい条件になってしまいます。
また、古着は仕入れる前に保管されていた場所で、ほかのたくさんの古着と一緒だったため、独特の匂いが収納場所やほかの商品につくかもしれません。
変色や型崩れにより見栄えが悪くなる
日当たりの良い部屋で古着を保管しておくと、紫外線で染料の色素が変化してしまいます。出品してから長い間保管していると、売れた頃には見本と違う色になる可能性も…。
また、服を畳んでおくのかハンガーにかけるのかによって、シワができたり、型崩れしたりと古着の見栄えが悪くなるかもしれない点に注意しましょう。
大事な古着を守るために取り組むべき保管の方法を3つ紹介

古着ビジネスをしている人にとって、古着は大事な商品ですよね。利益を出すためにも、古着を守るための保管の方法を知っておきましょう。次の3つを行うと、状態の良い古着を売ることができますよ。
仕入れ後は洗濯をする
古着を仕入れたあとは、収納前に必ず洗濯をしましょう。洗濯表示をみて、どのような洗い方が良いのかを確認するのが大切です。外国製のものは洗濯表示がない場合もあります。次のような方法で洗濯すると良いでしょう。
・漂白剤の入っていない中性洗剤で洗う
・ぬるま湯をバケツや桶などの容器に入れ、服をつけ置きする
・1時間ほど経ったら押し洗いをする
・洗剤が落ちるまですすぎ洗いをする
・洗濯機で脱水をする
量が多い場合は洗濯機を使いたくなりますよね。ネットに入れて水流を「弱」モードにすると、古着の型崩れを防止できます。
衣服に合ったハンガーを使用する
ハンガーには種類があります。古着の形やアイテム、素材によって使うハンガーを変えると型崩れしにくくなりますよ。どの古着でも肩幅と同じ幅のハンガーにかけましょう。Yシャツやブラウスは、太すぎず細すぎないハンガーが良いです。
コートやジャケットなど重い古着は、太いハンガーにかけておきます。パンツやスカートはクリップのついた専用ハンガーを使うと良いでしょう。パーカー・スウェット・ニットなど伸びやすい古着は、ハンガーにかけず、畳んで保管します。
風通しの良い場所で保管する
カビや古着の臭いうつりを防ぐために、風通しの良い場所で保管しましょう。保管場所の環境に合わせて、次のような工夫ができます。
・ハンガーラックを使用する場合、密になりすぎないようにする
・床に直置きする場合、下にスノコを敷く
・湿気を含みやすいダンボールには入れない
・梅雨時期など湿気がたまりやすい時期は、部屋の換気を行う
古着の劣化を防ぐ!保管するときに必須のアイテムと使用方法

古着を保管する方法も大事ですが、劣化を防ぐために使うべきアイテムがあります。費用がかかる…と思ってしまいますが、せっかく仕入れた古着を高値で売るために、もう一工夫しておきましょう。
防虫剤と除湿剤は必須
古着を保管するさいに、防虫剤と除湿剤は必須です。いくら環境を整えても虫は入ってくる恐れがあり、湿気もたまります。防虫剤で効果が発揮されやすいのは、ピレスロイド系とパラジクロルベンゼンです。
タンクタイプの除湿剤は、湿気がたまりやすい下の方に置くと効果的です。保管ケースに入れるシート型の除湿剤は、吸湿面を上にして古着の上に置くと良いでしょう。取り替え目安まで水が溜まったり、除湿剤がゼリー状になって膨らんだ場合は、すぐに取り替えると除湿効果が持続します。
洗濯で古着の臭いをとるアイテム
古着の独特の臭いは、一度の洗濯では落ちないかもしれません。しかし、何度も洗濯するとアイテムが傷んでしまいますね。その場合は、つけ置きするさいに重曹を入れると効果的です。タバコの臭いや生臭さがある古着は、クエン酸や酢を入れてつけ置きをしましょう。
高価な商品には洋服カバーがオススメ
ヴィンテージやブランドアイテムなど、高価な古着には洋服カバーをつけるのがオススメです。クリーニングの返却時のビニールカバーは、湿気がたまりやすくなるため使わないようにします。
虫食いが気になる場合は防虫剤を使用した洋服カバーを、ほこり対策をしたい場合は不織布タイプのカバーがあると衣類を美品に保てますよ。
まとめ|古着を適切に保管する方法を知って美品を売ろう
古着を良い状態のまま保管する方法をご紹介しました。古着は独特の匂いがあったり、皮脂や汗がついていることから、保管方法を間違うと売れなくなる可能性があるのです。
古着を保管する環境を整えたり、アイテムを使うと良い状態を保つことができますよ。出品して売れた後に、「衣類のダメージに気づいた…」という事態にならないよう、保管方法を工夫しましょう!