古着を効率よく仕入れるには、倉庫を利用するのが有効です。海外で買い付けてきた商品を大量に販売してくれるため、事業規模を拡大したい人にとって魅力的な方法です。

一方、倉庫仕入れは予約が必須であったり、最低購入価格が決まったりしている場合があります。この記事では、個人での古着仕入れを倉庫で行う時の基礎知識やおすすめの国内の倉庫をご紹介します。

古着仕入れの幅を広げるためにも、国内だけでなく海外の倉庫を知っておきましょう。

個人でも古着の仕入れを倉庫からできる?知っておきたい基礎知識

古着の仕入れを倉庫で行えるのは、業者だけだと思っている人もいるのではないでしょうか。実は古着倉庫内の仕入れは業者だけでなく、個人でも行えるのです。ただし、注意点がいくつかあるため、仕入れに行く前に確認しましょう。

倉庫から仕入れる魅力

倉庫から仕入れる魅力はなんといっても、一度に大量に購入できる点です。何度も足を運ぶ必要がないため、仕入れ時間が大幅に削減できます。

また、複数枚パッキングしたベール買いも可能で、1点あたりを割安で購入できる点も魅力です。古着屋に卸す目的で買い付けされているため、人気ブランドや売れ筋のアイテムを手に入れやすい点も大きなメリットでしょう。

来店方法と費用

一般開放を行っている倉庫もありますが、倉庫仕入れをする場合は事前に予約が必要なケースが大半です。また、最低購入価格(ミニマム)が設定されてたり、時間制限があったりする場合もあります。ミニマム3万~5万くらいで設定されている倉庫が多いです。

ミニマムの設定金額や予約方法などは倉庫によって異なるため、あらかじめHPやSNSなどで確認しておきましょう。

 倉庫の選び方

倉庫によって、規模・取り扱っている古着の種類・古着の仕入れ国が異なります。自分が販売したいテイストの服の取り扱いがあるか、定期的に買い付けに行ける場所かを確認して選びましょう。

また、初回ミニマム無料や定期的に行われる一般開放SALEなどを利用して、倉庫の雰囲気を確認しておくと、今後仕入れ先として利用できるかどうかを検討できます。

日本で古着を仕入れる場合の倉庫3選!予約方法やミニマムも解説

古着の倉庫には独自のルールやミニマムがあるため、行くのが少し怖いと感じる方もいらっしゃるでしょう。国内で古着の仕入れをするとしたら、どこの倉庫に行けば安心なのでしょうか。古着を仕入れられる代表的な倉庫を3つご紹介します。

初回無料の「3peace」

USA古着をメインに毎週大量の古着が入荷する「3peace」。見学枠を設けており、初回ミニマムは無料です。ネット販売や一般開放も行われており、個人でも利用しやすい倉庫でしょう。

         <3peace>
予約方法HPより予約が必要
ミニマム3万円(初回は無料)
場所東京・名古屋・仙台・福岡
公式サイトhttps://3peace.shop/wholesale/

古着詰め放題がある「MJヴィンテージ」

倉庫内のピック販売の他に受注販売やベール販売も行っています。また、定期的に開催されている一般開放イベントの古着詰め放題が魅力です。

                 <MJヴィンテージ>
予約方法HPより予約が必要
ミニマム5万円(初回は無料)
場所大阪
公式サイトhttps://mj-vintage.co.jp/pages/%E5%8F%97%E6%B3%A8%E8%B2%A9%E5%A3%B2

アメリカから直輸入「BUS STOP」

東京と埼玉の県境に位置する古着屋「BUS STOP」は業者だけでなく個人にもベール販売をしています。倉庫内のピック販売は行っておりませんが、小売店は会員制となっており500円で入会できます。

                   <BUS STOP>
予約方法ベールの卸販売は注文フォームから
ミニマム無。ベールは1つ30,000円~
場所東京
公式サイトhttps://www.busstop-outlet.com/wholesale.html

参考:リユース経済新聞「古着の仕入れに役立つ「古着卸業者」33選(2025年版)」

古着を安く仕入れるならタイの倉庫もオススメ!行き方や注意点

古着をもっと安く、大量に仕入れたいなら海外も視野に入れてみましょう。なかでも、買い付けに人気のタイの倉庫についてご紹介します。準備しておくべきことも解説するので、海外仕入れが不安な方は基礎知識として知っておきましょう。

タイに世界中の古着が集まる

タイには巨大な古着マーケットが多数存在します。世界中の廃品回収や寄付で集められた古着は発展途上国に輸出されます。そのため、発展途上国に囲まれているタイの首都バンコクにも古着が流れてくるのです。

価格が安く、日本からアクセスもよいタイの古着マーケットは海外の買い付け先として、多くのバイヤーが利用しています。

タイでは「G Rags 72」がオススメ

タイにある古着の倉庫の中でも最もメジャーなのが「G Rags 72」です。バンコク市内から車で20分ほどに位置する倉庫には、幅広いジャンルのブランドやアイテムが豊富に揃っています。

SNSでの情報発信も行っており、倉庫の様子がわかるのも安心できます。倉庫に行くときは事前予約をしましょう。

通訳や現地スタッフがいると安心

タイでの古着仕入れが初めての方は、通訳や現地スタッフに同行してもらいましょう。タイの古着マーケットや倉庫のほとんどは日本語が通じません。英語でやりとりできるところもありますが、タイ語のみのお店も多いです。

交渉や買い付けをスムーズに行うためにも、通訳や現地に詳しいスタッフがいると安心でしょう。

まとめ|古着を大量に仕入れるなら倉庫がオススメ!個人で行ける場所を紹介

「古着を大量に仕入れたい」「事業規模を広げたい」とお考えの人には倉庫仕入れがおすすめです。今回ご紹介した倉庫は業者だけでなく、個人経営や副業で古着販売を行っている人にも利用しやすくなっています。

古着を仕入れたい倉庫によって買い付けの方法や予約の有無も変わるため、確認してから利用しましょう。古着の仕入れを安く効率よく行いたいなら、一度倉庫を訪れてみてはいかがでしょうか。