古着は着るだけでなく、フリマサイトなどで売って利益を出したい方にも人気がありますよね。古着のベールとは、たくさんの古着を30トンほどの圧力をかけて圧縮したもので、古着一枚当たりのコストが抑えられるのが魅力です。

副業として古着を売っている方は「古着をベール仕入れたいけれど個人で行うにはハードルが高いのではないか」と思うことでしょう。古着のベール仕入れを個人で行う方法や注意点を知っておくと、不安を解消させることができますよ。古着のベール仕入れを行った後の売り方もおさえておきましょう

やってみたい古着のベール仕入れ!個人で扱うときの利点や注意点

古着ベール仕入れは、買付の手間を省きたい方がよく利用します。しかし、「どこから仕入れるの?」「粗悪品ばっかりで損をするのでは?」と心配ですよね。注意点を知っておくと安心できますよ。

古着ベール仕入れはどこから行う?

古着のベール仕入れを個人で行う場合は次の3つの方法があります。

①ネット通販やオークションで購入する


…大手通販サイトやネットオークションで古着のベールが売られています。ベールを受注作成している販売者や、ベールを解体して中を見せた状態で売っている人もいますよ。


②仕入れ代行業者を利用する


…タイなどの現地スタッフが仕入れを代行して、購入者のもとに届けてくれます。現地に住む外国人のみが仲介している業者だと、日本のルールが守られないことがあります。配送が遅れたり、支払いのトラブルが起きることもあるので、日本人スタッフがいる業者だと安心ですよ。


③自分で現地に行って買い付ける


…海外だとベールをより安く仕入れることができます。古着のベール仕入れを個人で行う場合でも現地の市場や倉庫で入手可能です。しかし、現地の言葉で交渉する技術がないと希望通りのベールを仕入れるのは難しいかもしれません。

古着をベール仕入れするときに気を付けたいこと

・置き場所があるか


…服のジャンルにもよりますが、Tシャツだと100~200枚入っているなど、古着ベールの中にはたくさんの服が入っています。古着のベール仕入れを個人で行うときには、家に大量の古着を置く場所があるかに注意しましょう。1部屋は古着専用で使えると安心ですよ。


・「リパック」商品に注意


…リパックとは、古着ベールを業者が解体し、高値のものを抜いて再度ベール化し直した商品のことです。売り物にならないものを大量に買ってしまうなんて嫌ですよね。ベールを購入するときは、信頼できる業者に頼んだり、輸入国のPOPが書かれているかをチェックしましょう。

古着のベール仕入れ後に個人でやっておきたいこととは?

古着をベール仕入れすると中の服がシワシワでカビ臭いということがあります。そのままでは売れないですよね。古着のベール仕入れを個人で行った後にひと手間かけておくと、売れやすい商品になりますよ。

まずは使える古着かどうかチェック

新品の古着ベールを仕入れても、中には汚れがある服、破損している服などが混ざっています。洗濯やリペアをして売り物になるものは残し、売れないアイテムは廃棄します。

その後は、次の基準で仕分けておくと在庫管理や出品がスムーズですよ。

・採寸

・レディースかメンズか

・服のジャンル

洗濯をして臭いをとる

古着のベール仕入れを個人で行うと大変なのが「洗濯」です。特に海外のものは現地特有の臭いがついているので、必ず洗濯をしなければなりません。通常の洗濯で臭いがとれない場合は次の方法を参考に、酸素系漂白剤につけ置きするのがオススメです。

・たらいなどに40~50度くらいのお湯を張る

・酸素系漂白剤を溶かして古着を入れる

・お湯が冷めないように蓋をして1時間程置く

・その後は洗濯機で洗う

・乾燥は天日干しをする

古着のベールを仕入れをして個人で利益を出せる3つの売り方

古着のベール仕入れを行うと、たくさんのアイテムが手に入りますね。せっかく安く大量に古着を手に入れたのですから、ベール仕入れした後に個人で利益を出せる売り方を知っておきましょう。

①トレンドアイテムを高値で売る

ベールの中にはトレンドの商品もそうでない商品もどちらも混ざっています。そのため、インターネットやSNSでトレンドのアイテムを探しましょう。トレンドの形やカラーのアイテムは高値で売れます

トレンドカラーは実は2年前から調査や選定が行われているんです。資金に余裕がある場合は、JAFCA(日本流行色協会)に入会しておくと1年前にトレンドカラーを知ることができますよ。

②シーズンは先取りして売る

さまざまなシーズンのアイテムが混ざっているのもベール仕入れの特徴です。シーズンアイテムは少し先取りして売ると利益が出やすいですよ。一般的にはシーズン到来の3ヶ月前に売ると良いとされています。例えば、春物は1〜2月・夏物は4〜5月に販売開始するのがオススメです。

③競合を分析する

古着ビジネスは個人だけでなく、企業も行っています。そのため、競合分析をして適正な価格を保ちましょう。競合他社よりも安すぎると損をしてしまい、高すぎると売れ残る可能性があるためです。フリマサイトと古着サイトのどちらもチェックしておくと安心ですよ。

参考:一般社団法人日本流行色協会 「カラートレンド情報」

まとめ|古着のベール仕入れを個人で行うさいの注意点やアイテムの売り方

古着のベール仕入れを個人で行う方法や注意点をご紹介しました。古着のベール仕入れを個人で行う方法は3つあるため、仕入れコストやメリット・デメリットを確認のうえ、決定するのがオススメです。

古着ベールを個人で仕入れた後は、検品と洗濯をしましょう。ジャンル・トレンド・シーズンごとに分けると売るのが楽になりますよ。たくさんの古着を大量に安く仕入れて、物販ビジネスを成功させましょう!