近年、タイの首都であるバンコクは古着の買い付け先として人気を博しています。海外での古着仕入れはアメリカやヨーロッパなども人気ですが、タイはコスパ良く仕入ができると注目されています。

なかでも、タイの首都であるバンコクは古着の大規模なマーケットが数多く存在し、初心者向けの買い付け先としておすすめです。今回は現地へ買い付けにいくことのメリット・デメリットや買い付けのための準備のポイントをお伝えします。

バンコクに行く必要性は?古着を買い付けるメリットとデメリット

バンコクへ直接古着の買い付けをすることはメリットも大きいですが、デメリットもあります。メリット・デメリットを比較した上で、バンコクに行くべきか判断しましょう。

豊富な品揃えからピックアップできる

バンコクに行き、古着の買い付けをする最大のメリットは、直接自分の目で確かめて仕入れができる点です。バンコクの古着マーケットでは近隣の国からも古着がたくさん流れてくるので、膨大な量の古着を取り扱っています。

直接自分の目で古着の状態も確認できるので、「輸入してみたら、売り物にならないものだった」という失敗もありません

一枚あたりの単価が安い

バンコクの古着マーケットは単価の安さも魅力の1つです。Tシャツだと1枚40バーツ(約160円)で売っているところもあり、個人仕入れの場合でも格安仕入が可能です。

また、60年代や70年代のヴィンテージアイテムを取り扱うお店も多く、なかなか手に入れることができないレアアイテムにも出会えるかもしれません。

渡航費用・時間がかかる

バンコクへの直接買い付けのデメリットは「費用と時間がかかる」ことでしょう。タイへの渡航費用は往復で平均5万円ほどです。さらに、宿泊代や滞在費を含めると3泊4日で10万から20万程度必要になります。

また、飛行時間も東京からバンコクの直行便で6時間〜7時間30分かかります。渡航するための費用や時間を確保できるかを考える必要があるでしょう。

コミュニケーションの壁がある

買い付けを目的にバンコクへ訪れるなら、ある程度コミュニケーションをとれるように準備しておく必要があります。

市場で直接買い付けを行う上で交渉はとても大事です。通常のショッピングではなく、仕入目的で来ていることを伝えることで卸値や最低ロット数を教えてもらえます。バンコクの市場では英語が通じますが、簡単なタイ語も知っておく必要があるのです。

バンコクでスムーズな古着の買い付けをする準備のポイント

バンコクへ古着の買い付けに行くことを決めたら、スムーズに買い付けが行えるように準備しておきましょう。渡航費を抑えるコツや、スムーズに仕入を行うための準備をお伝えします。

翻訳アプリや通訳を活用する

英語やタイ語に自信のない人は、バンコクに行く前に翻訳アプリを装備しておくか、通訳の方と一緒に行きましょう

タイの市場では英語は通じますが、中にはタイ語しか話せない店主もいます。円滑な取引を行うためにも、英語だけでなくタイ語でもコミュニケーションを取れる手段を準備しておきましょう。

渡航費用を抑えるコツ

タイは雨季である6月〜9月は航空券やホテル代が安くなる傾向があるので、渡航費用を抑えたいならこの時期を狙いましょう。

また、長く滞在する予定ならゲストハウスを利用するのもおすすめです。バンコクのゲストハウスだと1泊1500円〜利用できるので宿泊費を抑えることができます。

古着を輸入する手段を考えておく

荷物の大きさによって、輸入手段も変わってくるので、どのくらい買い付けるか、どのように輸入するか予め考えておきましょう。また、古着の買い付けの同行、交渉、日本への発送まで全てを担ってくれる輸入代行業者もあります。初めての輸入で不安な場合は利用してみてはいかがでしょうか。

バンコクへ初めて古着を買い付けにいく方へ!行き方を解説

実際に買い付けにいく前に、バンコクへの行き方や訪れる市場をリサーチしましょう。特に、市場は週末のみの開催の場合もあるので、必ず確認しましょう。

タイの国際空港は2つ

バンコクにはスワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港の2つの国際空港があります。日本発の便は航空会社によって到着する空港が変わります

・スワンナプーム国際空港…タイ国際航空・日本航空・全日空などフルキャリア便

             ピーチやジップエアなど一部の格安航空

・ドンムアン国際空港…タイエアアジア・タイライオンエアなど格安航空がメイン 

利用する便がどちらの空港に到着するか事前に確認しておきましょう。

空港からバンコク市内へのアクセス方法

空港からバンコク市内へのアクセス方法は4通りです。

1.バス

2.タクシー

3.鉄道

4.ロットゥー

初心者の方はタクシーの利用がおすすめですが、タイは渋滞が激しいので時間帯によっては大渋滞に巻き込まれることがあるので注意しましょう。

バンコク市内のオススメの古着市場

タイのバンコクで古着の買い付けをするなら「チャトチャック市場」と「グリーンビンテージ」がおすすめです。

チャトチャック市場は週末に開催されるバンコク最大の公設市場です。マーケットはセクションごとに商品が分かれていて古着は5〜6セクションに集まっています。Tシャツやミリタリーもの、ウェスタンシャツなどの取り扱いが多いです。

グリーンビンテージはバンスージャンクションというモール内で開催されていて、タイのおしゃれな若者の間で注目されているフリーマーケットです。アメカジを中心としたアイテムが豊富で、状態も良いうえに値段も安いため古着好きに人気が高い場所として知られています。

参考:タイ国政府観光庁「ドンムアン国際空港~バンコク市内のアクセス方法」

まとめ|バンコクに安い古着を買い付けに行く方法や準備のコツ

タイのバンコクでの古着の買い付けは、他の海外の仕入先と比べても安く利便性も高いのでおすすめです。充実した買い付けを行うためにも事前準備をしっかりしておきましょう。

初めてのバンコクで仕入れが不安な場合は、古着の買い付けを手伝ってくれる通訳や代行業者などを利用すると良いでしょう。